コンフィズリー(Confiserie:砂糖菓子) といえば、
このパート・ド・フリュイを一番に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
パード・ド・フリュイとは、その名のとおり
果汁をペクチンでぎゅっとかためた、いわばフランス風グミ。
日本でもおなじみのコンフィズリーですが、その歴史をご存じですか。
ルーツは、フランス・オーベルニュ地方クレモン・フェランという町。
その歴史は10世紀までさかのぼります。
当時は その土地で採れたアプリコットやりんごを使ってつくられたものが主流で
"confitures sèches" ( ドライ・コンフィチュール ) として土地の権力者たちに好まれました。
"confitures sèches" ( ドライ・コンフィチュール ) として土地の権力者たちに好まれました。
洗練された上品な味わい、そしてたいへん持ち運びの良いそのお菓子は
"les pâtes d'Auvergne"( パート・ド・オーベルニュ )と呼ばれ、南仏へ、
そしてパリへ、、あっという間にフランス全土に広がりました。
今ではフランス中のパティスリーで作られているパート・ド・フリュイ
パティシエ・シマのパート・ド・フリュイは、毎年この梅雨の時期に並び始めます。
カシス、いちご、マンゴー、アプリコット、青りんご..
濃厚な果汁を凝縮させて、グラニュー糖で表面を輝かせます。
フルーツのさっぱりとした甘みは、これからの暑い季節にもうれしい味わい。
常温での保管が可能ですので、ちょっとした手土産にも大変重宝されます。
この夏、どうぞお試しください。